ちょろぎ豆知識 |
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ちょろぎ ってどんな野菜? |
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ちょろぎとは?
ちょろぎは、江戸時代に中国から伝わったシソ科の多年草で、食用にするのは根にできる塊茎です。生のときは白く、加熱するとゆり根のような味がします。漬物のほか、煮物、吸い物、てんぷらなどに使います。また、中国からイギリスやフランスにも伝わって栽培されていました。特にフランスではクリーム煮やサラダなどに多く利用されていたようです。
ちょろぎは塊茎が蚕の姿に似ていることから「草石蚕」と書かれたり、その発音から「丁呂木」や「丁梠木」と書かれたりしています。縁起をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと書き、祝い事に供されます。元々は中国語の「朝露葱」を日本語読みにしたものと言われています。
ちょろぎの効用
ボケ防止に効果があります。脳の活性化の薬効が裏付けされており、脳梗塞や痴呆症に効果があることが明らかになっています。古くは打撲に用いられ、長寿の薬とも言われていました。漢方薬としても使われています。
ちょろぎの栄養成分
糖質スタキオース、フェニルエタノイド配糖体、オリゴ糖
ちょろぎの食べ方
長老喜と字が当てられるとおり、胸の活性化の薬効が脳硬塞や痴呆症に効果のある縁起の良い食べ物です。日本ではおせち料理に良く使われます。ちょろぎそのものの味は淡白ですが、サクサクとした歯ごたえが特徴で、漬物によく利用されます。
下ごしらえ
ちょろぎはアクが強いので、アク抜きされていないものを使う場合は、水にさらすか熱湯で茹でてしっかりとアクを抜いてから調理してください。
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